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Artist Index

キャロリン・サンプソン
photo: © Marco Borggreve

profile

コンサートとオペラの両面で才能を発揮しているキャロリン・サンプソンは、イギリス、ヨーロッパ、アメリカで輝かしい成功を収めている。イングリッシュ・ナショナル・オペラでは、「セメレ」のタイトルロールや「魔笛」のパミーナの役を演じ、グラインドボーン音楽祭にはパーセルの「妖精の女王」等様々な役で出演しDVDにも収録される。パリオペラ座、モンペリエ歌劇場、ライン歌劇場等に登場する一方、ボストン古楽祭ではリュリ「プシュケ」のタイトルロールを演じ、これはCDでも発売され2008年のグラミー賞にノミネートされる。イギリスでは、数え切れないくらいの演奏会に出演、BBCプロムスにはレギュラーで登場し、またジ・エイジ・オブ・エンライトメント、イングリッシュ・コンソート、バッハ・コレギウム・ジャパン、ザ・シックスティーン等と頻繁に共演。ヨーロッパでは、ロイヤル・コンセルトヘボー、フライブルク・バロック管、バイエルン放送響、ライプツィッヒ・ゲバントハウス管、ウィーン響等と共演。アメリカでは、サンフランシスコ響、ボストン響等と共演し、モーストリー・モーツァルト音楽祭にはレギュラーのゲストとして招待されている。2013年、カーネギーホール(ワイルホール)にリサイタル・デビュー。

これまでイヴォール・ボルトン、フィリップ・ヘルヴェッヘ、トレヴァーピノック、リッカルド・シャイー、ウィリアム・クリスティ著名指揮者と共演。非常に有能なリサイタリストとして、ウィグモアホールに定期的に出演、またサント音楽祭とオールドバラ音楽祭、アルステルダム・コンセルトヘボーで数多くリサイタルを行う。キャロリンは、最近ピアニストのジョゼフ・ミドルトンとパートナーシップを組み、歌曲のデビューリサイタルCD「フルール」はジョセフと録音、パーセルからブリテンまでの作曲による作品集で、グラモフォン・アワード2015年のソロ・ヴォーカル部門でノミネートされる。ハイペリオンに録音したキングス・コンソートとのいくつかのCDの中で、モーツァルト「エクスターテ・ユブラーテ」は、英BBCミュージックマガジン誌で「レコード・オブ・ザ・マンス」に選出され、またECHO賞を受賞。また最新の録音「フランス・バロック・ディーヴァ」は、2015年グラモフォン・アワードのリサイタル部門で栄冠を勝ち取った。

最近のハイライトは、ヤニック・ネゼ=セギャン指揮フィラデルフィア管にデビュー、イヴォンヌ・ボルトン指揮コンチェルト・ケルンと「セメレ」を共演、BBCプロムス2016年の2公演(イラン・ヴォルコフ指揮BBCスコティッシュ管とモーツァルトのハ短調ミサ、イエスティン・デイヴィスとのデュオ・プログラム)、イングリッシュ・コンソートとのツアー、ニューヨーク・リンカーンセンター、サンフランシスコ、ウィグモアホールや日本でのコンサートが予定されている。


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