Thibaut Garcia ティボー・ガルシア

©Warner Classics - Erato-Ph. Marco Borggreve

Welcome

確実にクラシック・ギターの巨匠への道を歩むティボー・ガルシア
30歳の誕生日前日5月25日、
アランフェス協奏曲日本デビュー!

オフィシャル・サイト

公演情報

CONCERT INFORMATION

2024年5月25日(土)16時 高崎芸術劇場 大劇場
群馬交響楽団 第598回定期演奏会


全席指定 SS席6,500円 S席5,500円 A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円

主催:公益財団法人 群馬交響楽団
[お問合せ] 群馬交響楽団事務局 027-322-4944

■プレイガイド:
群馬交響楽団事務局 027-322-4944
群響オンラインチケットサービス
2024年5月30日(木) 19時 浜離宮朝日ホール

全席指定 5,500円 U30(30歳以下) 2,000円

主催:朝日新聞社 / 浜離宮朝日ホール
[予約・お問合せ] 朝日ホールチケットセンター 03-3267-9990

■プレイガイド:
朝日ホールチケットセンター 03-3267-9990

U30席のWeb購入はこちら(座席選択は出来ません)




2024年6月2日(日) 14時 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 小ホール

全席指定 一般4,400円 青少年(24歳以下)1,650円

主催:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
[予約・お問合せ] びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136

■プレイガイド
びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136






2024年日本ツアー公演プログラム

ティボー・ガルシア

  • ■2024年5月25日(土)16時 高崎芸術劇場 大劇場
     指揮/原田 慶太楼
     ギター/ティボー・ガルシア*
     メゾソプラノ/加藤 のぞみ**

曲目

  • 山本菜摘
    委嘱作品(初演)
  • ロドリーゴ
    アランフェス協奏曲*
  • ファリャ
    バレエ音楽《恋は魔術師》**
  • 芥川也寸志
    交響曲 第1番
ティボー・ガルシア ギター・リサイタル

  • ■2024年5月30日(木)19時 浜離宮朝日ホール
  • ■2024年6月2日(日)14時 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 小ホール

曲目

  • アグスティン・バリオス=マンゴレ
    マズルカ・アパッショナータ
    マシーシ
    郷愁のショーロ
    森に夢見る
    蜜蜂
    大聖堂
  • マウロ・ジュリアーニ
    大序曲 Op.61
  • ニコロ・パガニーニ
    ロマンス~グランド・ソナタ イ長調 Op.39より
  • ニコロ・パガニーニ
    (ジョン・ウィリアムス編曲)
    カプリス第24番~24のカプリス Op.1より
  • セルジオ・アサド
    別れ~日本映画「夏の庭」より
  • レオ・ブローウェル
    黒いデカメロン

プロフィール

PROFILE

ティボー・ガルシア

©Warner Classics – Erato-Ph. Marco Borggreve

ティボー・ガルシア:ギター
Thibaut Garcia: Guitar

最も権威あるGFA国際コンクールを始め
21歳まで各地の国際ギター・コンクールを6度受け、すべて優勝!

■GFA国際コンクール:2015年アメリカ・オクラホマシティ
■ホセ・トーマス国際コンクール:2014年スペイン
■セビリア国際コンクール:2013年スペイン
■テラ・シクロラム国際コンクール:2013年ルーマニア
■アナ・アマリア国際コンクール:2011年ドイツ・ワイマール
■ヴァンジャ・デ・エゲス国際コンクール:2008年スペイン

スペイン系フランスのギタリスト、ティボー・ガルシアは1994年トゥールーズ生まれ、7歳でギターを学び始める。若干16歳でパリ国立高等音楽院に入学を許可される。世界的に著名なギターフェスティヴァルに数多く招待され、またウィーンのコンツェルトハウス、アムステルダムのコンセルトヘボウ、モスクワのチャイコフスキー・ホール、オルセー美術館のオーディトリアム等で演奏。2016年トゥールーズ・キャピトル国立管との協演でコンチェルト・デビュー、この後BBC響等と協演。2017年、イギリスのBBCニュージェネレーション・アーティストに指名され、2018年10月にロンドンのウィグモアホールにデビュー。室内楽では、エドガー・モロー、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ等と共演、またカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーとも共演&録音を行う。ワーナー・クラシック/エラートと録音の専属契約を結び、「レイエンダ」(2016年)、「Bach Inspirations / バッハに捧げる」(2018年)、「Aranjuez / アランフェス」(2020年)、ジャルスキーとの「À sa guitare/ギターに寄す」(2021年10月)をリリース。最新アルバムは、バリオスのギター作品集「エル・ボヘミオ」(2023年9月)。2019年11月公開の映画「マチネの終わりに」(福山雅治&石田ゆり子ダブル主演、原作:平野啓一郎)に、天才ギタリスト役で登場した。

ティボー・ガルシア関連リンク

オフィシャル・サイトhttp://www.thibautgarcia-guitarist.com/

WARNER MUSIC JAPANhttps://wmg.jp/thibautgarcia/

チケット情報

TICKET INFORMATION

2024年5月25日(土)16時 高崎芸術劇場 大劇場
群馬交響楽団 第598回定期演奏会


全席指定 SS席6,500円(完売) S席5,500円 A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円
公演チケット: 好評発売中

主催:公益財団法人 群馬交響楽団
[お問合せ] 群馬交響楽団事務局 027-322-4944

■プレイガイド:
群馬交響楽団事務局 027-322-4944
群響オンラインチケットサービス
2024年5月30日(木) 19時 浜離宮朝日ホール

全席指定 5,500円 U30(30歳以下) 2,000円
公演チケット: 好評発売中

主催:朝日新聞社 / 浜離宮朝日ホール
[予約・お問合せ] 朝日ホールチケットセンター 03-3267-9990

■プレイガイド:
朝日ホールチケットセンター 03-3267-9990

U30席のWeb購入はこちら(座席選択は出来ません)




2024年6月2日(日) 14時 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 小ホール

全席指定 一般4,400円 青少年(24歳以下)1,650円
公演チケット: 好評発売中

主催:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
[予約・お問合せ] びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136

■プレイガイド
びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136






メディア

MEDIA

■YouTube

エッセイ

ESSAY

■ エッセイ

ギター音楽の“シン・時代”を拓く超新星、ティボー・ガルシア

宮林 淳(“日本一ギターのコンサートを聴いている”音楽ライター)

Thibaut Garcia

© Warner Classics-Erato - Ph. Marco Borggreve

この5月末、ティボー・ガルシアが2019年、2023年に続く待望3度目の来日を果たす。今回は東京(5月30日)と滋賀(6月2日)でのソロ公演に加え、高崎(5月25日)での群馬交響楽団第598回定演(指揮・原田慶太楼)で「アランフェス協奏曲」を協演する。

ギターのコンサート通いを始めてから40年余年、ここ数年は年間100回近くを聴いている筆者にとってもティボーは特別なギタリストだ。正確無比なテクニック、通常とは逆に指の小指側(右側)で弾弦する“プレスティ奏法”(※1)により、流行の“ダブルトップ構造”(※2)などのギターとは一線を画すスペインの伝統的な名器パウリーノ・ベルナベから繰り出される多彩な美音、柔軟で高度な音楽性など全てが超一級品!その完成度の高さも弱冠30歳とは思えない素晴らしさで、まさにギター音楽の“シン・時代”を拓く正統派の超新星である。
※1 フランスの天才女性ギタリストだったイダ・プレスティ(1924~67)に由来する奏法
※2 従来の一枚板の表面板ではなく、薄い2枚の表面版の間にハニカム状の樹脂を挟み込んだ新構造のギター。大音量とピアノ的に均質化した音色が特徴で、最近は徐々に使用者が増えている。

さてティボーはいかにもフランス人らしく、コンサートのプログラムを「一流のシェフがお客に提供するフルコースディナーのようなもの」に例えているが、今回のソロ公演も多彩なメニューとなっている。
前半はパラグアイの伝説的ギタリスト兼作曲家、アグスティン・バリオス=マンゴレ(1885~1944)の作品からの6曲。ティボーは“ギターのショパン”にも例えられるバリオスを過去2回の来日公演でも取り上げ、その作品集たる最新CD「エル・ポエミオ」(音楽之友社のムック<レコード芸術2023年総集編>の「2023年後半のおすすめディスク・器楽曲」で“推しディスク”として絶賛されている名盤)を出すほど傾倒している。
後半はまず、古典期イタリアのギターとヴァイオリンの2大ヴィルトゥオーゾ、ジュリアーニとパガニーニの作品(パガニーニは実はギターの名手でもあり、音楽史上で唯一の“ヴァイオリンとギターの二刀流”だった!)。そして超絶技巧ギターデュオのアサド兄弟の兄で作曲家でもあるセルジオ・アサド(1952~)による、日本映画「夏の庭」の音楽22曲中の哀感漂う1曲「別れ」。最後は、1980年代半ばに指の故障で演奏活動を断念した後は作曲と指揮に専念しているギター界の長老レオ・ブローウェル(1939~)が、アフリカの民話から霊感を得たという3楽章の組曲「黒いデカメロン」という名作揃いのラインナップ。
そして群響との「アランフェス協奏曲」だが、ティボーがこのロドリーゴの名曲をトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団と共演したCDは、音楽之友社のムック<新時代の名曲名盤500+100>のこの曲の項で断トツの1位に選ばれているだけに、今回の協演も楽しみだ。

音楽ファンの皆さまにはぜひコンサート会場に足を運ばれて、“名シェフ”ティボーによる“絶品メニュー”の数々をご堪能いただきたい!

ユーラシック〒151-0064 東京都渋谷区上原1-17-3-103
お問い合せ:mail@eurassic.jp

Copyright © Eurassic Tokyo Inc. All Rights Reserved.